広報は誰がやるべきなのか?
前回の記事では、広報が強い塾の特徴について書きました。

では、その広報は誰がやるべきなのでしょうか?
広報担当を置く塾もあれば、講師にSNSを任せている塾もあります。
もちろん、それぞれのやり方があります。
ただ、いろいろな塾を見ていて感じるのは、
広報を自分でやっている塾長は、やはり強い。
ということです。
それはSNSの運用が上手い、という意味ではありません。
もっと根本的なところに理由があります。
現場のエピソード
例えば、こんな場面があります。
入塾説明会で、ある塾長がこう話していました。
うちの塾は、勉強が得意な子のための塾ではありません。
むしろ、勉強が苦手な子の方が合うと思います。
この一言で、保護者の表情がやわらかく変わったのを覚えています。
その言葉が、日々の指導の中で生まれた自然体の言葉だったから
説明会で緊張していた保護者の心にも響いたのだと思います。
その塾では、SNSの投稿も、ブログも、ほとんど塾長自身が書いていました。
決して派手な内容ではありません。
でも、読んでいると塾の日常、空気感が伝わってくるものでした。
広報をやる塾長が強い理由
広報をやる塾長が強い理由は、いくつかあると思います。
① 言葉に「現場の温度」がある
先ほどの面談のエピソードもそうですが、
塾長から出てくる言葉には、日々の生徒との関わりや、保護者との会話が蓄積されています。
そのため、リアリティが出ます。
きれいな文章・派手な投稿でなくても、本当に思っていることは伝わります。
② 軸がぶれにくい
広報を外に任せると、よほど密に打ち合わせを行わなければ
「表現」と「現場」がずれることがあります。
でも塾長自身が発信していれば、
- 塾の理念
- 指導方針
- マッチする生徒像
が自然と一貫します。
結果として、塾のブランドが形になっていきます。
③ 広報が「経営戦略」になる
広報を塾長がやるメリットは、
発信が単なるSNS更新ではなく、塾の経営戦略の一部にもなる点です。
例えば
- 今年はどんな生徒に来てほしいか
- どんな価値を伝えるか
- どんな人材を獲得したいか(求人)
- 地域でどういう立ち位置を目指すか
そうしたことを考えながら発信されるので、
広報が塾経営の方向性と直結します。
まとめ
もちろん、忙しい中で、すべてを自分でやるのは大変です。
ただ、
広報の中心には、塾長の言葉がある方が強い。
これは、多くの塾を見ていて感じることです。
SNSの更新は誰かが担当してもいい。
デザインを外注するのもいい。
でも、
塾の考え方を語る言葉だけは、塾長自身のものが一番伝わる。
広報とは、ただの宣伝ではなく、塾の価値を言葉にすること。
その中心に誰がいるのかで、広報の強さは変わるのかもしれません。

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